【人を動かすがおすすめな人】
- コミュニケーション能力を上げたい方
- 人間関係が苦手
- 人と頻繁に喧嘩してしまう
- 営業成績を上げたい
- 友達を作りたい方
- 恋人をつくりたい
- 夫婦関係を円滑にしたい方
著者はデール・カーネギーの『人を動かす』は世界中の社会人や学生に読み継がれている、不朽の名作です。
『人を動かす』の内容は人間関係の原則について解説している本です。
今回は「著者カーネギーの『人を動かす』要約・まとめ!」と題してお伝えしていきます。
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人を動かすの概要
『人を動かす』はデール・カーネギー著の人間関係の原則について解説した本です。
書籍名 | 人を動かす |
著者 | デール・カーネギー |
初版 | 1936年 |
ジャンル | ビジネス |
単行本ページ数 | 320ページ |
Audible 再生時間 | 10時間35分 |
『人を動かす』は世界的偉人たちがどのように人間関係を築き、成功してきたのかを例にあげて説明しています。
人間関係の原則は今も昔も変わりません。
著者デール・カーネギーとは何者か
『人を動かす』の著者デール・カーネギーは何者なのか見ていきます。
1888年にアメリカの農家の家庭に生まれ育ちました。大人になってからは、作家と教師の二面性を持ち、自己啓発、セールス、企業トレーニング、対人スキルに関する開発者でもありました。
『人を動かす』の他に『道は開ける』という世界的な名作も残しています。
デール・カーネギーの著書は「自分の行動を変えれば他者の行動を変えることができる」という考え方が1つの軸になっています。
『人を動かす』を読むメリット
人が何かを成し遂げるためには仲間が必要です。
私達が生きる世界には、人から好かれる人、嫌われる人がいますよね。
この両者の差はどこにあるのでしょうか?
『人を動かす』を読むと人間関係の構築がうまくなります。
デール・カーネギーの『人を動かす』要約
『人を動かす』は人間関係の全30原則を解説しています。
【人間関係の30原則】
- 人を動かす三原則
- 人に好かれる六原則
- 人を説得する十二原則
- 人を変える九原則
順番に解説していきます。
人を動かす三原則
【人を動かす3原則】
- 相手に批判も非難もしてはいけない。苦情も言わない
- 重要感を持たせる
- 人の立場に身を置く
相手に批判も非難もしてはいけない。苦情も言わない
人を動かす3原則の1つ目は「相手に批判も非難もしてはいけない。苦情も言わない」です。
なぜ人に、批判、非難、苦情はだめなのでしょうか?
答えは、人は論理ではなく、感情で動くからです。
人は称賛を待ち望み、非難を恐れます。
先に非難してしまうと、相手の意欲をそいでしまいます。
まずは、相手を認めましょう。
重要感を持たせる
重要感とは何でしょうか?
それは「人に必要とされている」「自分がいなければこの問題は解決できない」などの必要不可欠な存在であることです。
誰しもが、この必要不可欠(重要)な存在になりたい欲求を持っています。
人に重要感を持たせるために、相手の良いところを見つけ素直に褒めることが大切です。
注意点として、下心からのお世辞は逆効果なのでやめましょう。
人の立場に身を置く
「自分が相手の立場だったら、何をしてほしいか」を考えましょう。
特に人にお願いをするときにこの考えは必要です。
例えば、人に「3000円ちょうだい」とただ頼んでも貰えるはずがありません。
「後で返すから」とか「焼き肉おごるから」とか相手がしてほしいことを提案すると、3000円をもらえる確率は格段に上がります。
人に動いてもらうためには、常に相手の欲求やメリットを考えることが重要です。
【人を動かす3原則まとめ】
- 人は論理ではなく、感情で動く
- 人は必要不可欠(重要)な存在になりたい欲求を持っている
- 常に相手の欲求やメリットを考えることが重要
人に好かれる六原則
「人に好かれる六原則」について解説します。
【人に好かれる六原則】
- 誠実な関心を寄せる
- 笑顔を忘れない
- 名前を覚える
- 聞き手にまわる
- 関心のありかを見抜く
- 心からほめる
誠実な関心を寄せる
人に好かれるためには相手に純粋な関心を寄せることが一番の方法です。
最強のお手本は「犬」です。
犬に近づくとしっぽを振り、撫でると夢中になって楽しそうにします。
犬のように相手に好意を示し、興味を持つことが重要です。
笑顔を忘れない
笑顔には1億円以上の価値があります。
なぜなら、笑顔は相手に好意を示すことと同義で、相手との関係を深めてくれるからです。
また自分を元気づけてくれます。
ですので普段から笑顔を心がけましょう。
笑顔は周囲に伝染しポジティブな雰囲気を作ってくれます。
また、自分にもポジティブな影響が出ます。
かんたんにできることなので、今からでも実践してみましょう。
名前を覚える
名前はもっとも快く、もっとも大切な響きを持つ言葉です。
名前を覚えてもらうことは、人間にとってとてもうれしいことです。
学校、会社、商談、合コンなどで初対面の人とコミュニケーションを取るときは、真っ先に名前をおぼえましょう。
それが良好な関係に発展していきます。
聞き手にまわる
話を聞いてくれる人に好意を持ちます。
なぜなら人は自分の話を聞いてほしい生き物だからです。
注意点は、聞き手に回ったとしても「興味ないなー」と思っていると、相手に伝わってしまうということです。
聞き手のポイントは3つ
- 話を最後まで聞く
- 相づちだけでなく、質問する
- 話の途中で意見を言ったり、質問したりしない
質問することを心がけると、相手の話を聞くことにもつながります。
関心のありかを見抜く
相手の関心ごとを見抜き、話題にすることは人間関係を深めるために重要です。
なぜなら、人は自分の興味あることを共有したり、認められることで好感を覚えるからです。
あらかじめ会うと決まっている人に関しては、SNSなどを使って関心事を調べておくのがおすすめです。
そうすることで、コミュニケーションが円滑になり、好印象を与えることに繋がります。
心からほめる
人は称賛を求めています。
先程も説明した通り、称賛されることで自己の重要感が高まります。
称賛し相手の重要感を高めることで、関係値が深まります。
ただ、見え透いたお世辞は不快感を与えるのでやめましょう。
ポイントは心からほめることです。
【人に好かれる六原則まとめ】
- 犬のマネをする
- 笑顔には1億円以上の価値がある
- 名前を覚える
- 人は自分の話を聞いてほしい生き物
- 人は自分の興味あることを共有したい
- 人は称賛を求めている
人を説得する十二原則
続いては人を説得する原則です。
説得というと、「無理やり感」があるので、納得してもらう原則と捉えるといいと思います。
【人を説得する十二原則】
- 議論をさける
- 誤りを指摘しない
- 誤りを認める
- おだやかに話す
- 「イエス」と答えられる問題を選ぶ
- しゃべらせる
- 思いつかせる
- 人の身になる
- 同情を持つ
- 美しい心情に呼びかける
- 演出を考える
- 対抗意識を刺激する
議論をさける
議論は避けましょう。
なぜなら、議論は双方に自分の意見が正しいと、より強く確信させてしまうからです。
先ほども説明しましたがほとんどの場合、人は論理ではなく感情で動きます。
どんなに間違ったことを自分が主張していても、自尊心を守るためにより強く自分の意見が正しいと思ってしまいます。
議論するのではなく、一旦相手の意見を受け入れ譲歩することが重要です。
誤りを指摘しない
相手の誤りを真っ先に指摘してはいけません。
先程の「議論をさける」に繋がります。
誤りを真っ向から否定すると、間違いを認めてもらえなくなるし、好印象を与えません。
誤りを認める
自分の誤りは素直に認めましょう。
人はだれでもミスをするので仕方ないことです。
そしてミスをすぐに認めると相手も寛容になります。
おだやかに話す
穏やかな口調で話しましょう。
そうすることで自分の誠実な気持ちが相手に伝わるので、冷静に話をきてもらいやすくなります。
話す言葉も大事ですが、それ以上に誠実な態度を示すことも重要です。
「イエス」と答えられる問題を選ぶ
質問を工夫し、相手が「イエス」と答えられるようにしましょう。
一番先に「ノー」と否定的な方に気持ちがいってしまうと、その後も否定的になってしまうことがほとんどです。
しかし、最初に「イエス」と答えると、相手は肯定的な方向に気持ちが動きます。
相手を肯定的な気持ちにさせることが重要です。
しゃべらせる
自分の意見を押し付けるのではなく、相手の意見を引き出すことを意識しましょう。
これはさっきの「聞き手に回る」というのにも繋がりますが、人は自分の話を聴いてもらうのが好きです。
また、話を聞くことで相手のことも分かるので、関心事を見つけやすくなります。
思いつかせる
人は他人に押し付けられた意見より、自分の意見を大切にします。
相手にヒントやキーワードを与えて、自分が通したい意見を相手の口から出るように誘導することが重要です。
人の身になる
これは先程の、「相手の立場に身を置く」と同じで、相手の視点を理解し共感を示すことです。
そうすることで、相手の感情や欲求が理解できます。
人は感情や欲求で動くので、その2つを満たすようなプレゼンをすることで、相手を納得させる事ができるのです。
相手の立場に身を置き、感情と欲求を動かしましょう。
同情を持つ
同情することは相手の気持ちや立場を理解し、共感することに繋がり信頼を得ることができます。
信頼を得ることができたら建設的な話ができるので、良い結果を生むことになります。
美しい心情に呼びかける
人はだれでも心の底で「高潔で立派な人間」、「心優しく信頼できる人間」だと思いたがっています。
よって、相手に対して「〇〇さんて人に優しいよね」って伝えると、人に優しくしようと行動します。
実際に公共トイレに「いつもきれいに使っていただきありがとうございます」って書かれているのを見たことありますよね。
これは人間の美しい心情に呼びかけています。
相手がどういう人かわからないときに、さり気なく使うこともおすすめです。
演出を考える
人を説得するときは、事実のみを伝えるのでなく、演出も大事にしましょう。
事実にたどり着いた理由、エピソードを交えて話すことが必要です。
また、使った道具、写真なども使うと効果的な場合もあります。
演出を加え、相手の心を動かすことが重要です。
対抗意識を刺激する
人は誰しもが「特別な存在でありたい!」、「1番になりたい!」という欲求があります。
この欲求を刺激するために、他人と比較して対抗意識を刺激しましょう。
そうすることでモチベーションを上げさせ、パフォーマンスを向上させることができます。
競争心が強い人に対して使っていきましょう。
【人を説得する十二原則まとめ】
- いったん相手の意見を受け入れ譲歩する
- 相手の誤りを指摘しない
- 自分の誤りを認める
- 誠実な態度を示す
- 「イェス」と答えられる問題を示す
- 喋らせる
- 人は自分の意見を大事にする
- 人に身になる
- 同情を持つ
- 美しい心情に呼びかける
- 事実とエピソードを交えて話す
- 対抗意識を刺激する
人を変える九原則
自分の言動によって、相手の意識、行動を変えることができます。
【人を変える九原則】
- まずほめる
- 遠回しに注意を与える
- 自分のあやまちを話す
- 命令しない
- 顔をつぶさない
- わずかなことでもほめる
- 期待をかける
- 激励する
- 喜んで協力させる
まずほめる
まずは褒めましょう。
そうすることで相手の自尊心が満たされ、心の余裕が生まれます。
その後に叱責、改善点の指摘を下としても、素直に受け取ってもらいやすくなります。
褒めることは心の麻酔になります。
遠回しに注意を与える
直接的な注意ではなく、遠回しに注意することで受け入れてもらえます。
何度も説明しているように、人は自尊心や重要感が傷つけられると反抗心が芽生えます。
そうなると素直に注意を受け取ってもらえなくなります。
それを防ぐために、表現方法を工夫して遠回しに訴えかけましょう。
自分のあやまちを話す
自分のあやまちを話すと、相手に注意が響きやすくなります。
なぜなら、自分の弱みを見せることで相手の警戒心、不信感をとくことができるからです。
また、自分と同じ境遇であることを知り、仲間意識が強くなり注意を聞き入れようとなります。
相手の行動を変えたいときは、自分のあやまちを話しましょう。
命令しない
人の行動を変えたいなら命令ではなく、意見を求めよう。
命令されると反発したくなりますよね?
なので命令ではなく、質問、提案をしましょう。
そうすると、自分で決めたことだと納得し、あやまちを直しやすくなります。
また、自尊心と重要感を与えることにもなり、自分に協力的になってくれます。
顔をつぶさない
どんなに相手が間違っていて自分が正しかったとしても、相手の尊厳を傷つけるのはやめましょう。
先程から何度も出てきているように、自尊心を傷つけていいことは何もありません。
なので「〇〇な部分はまだまだ分析不足だから改善してください。ただ、今回は初めての割には良かったよ。」とフォローを忘れないようにしてください。
わずかなことでもほめる
人間の能力は、批判されると低くなり、励ましによって高くなります。
なので、わずかでも褒めるべき場所があれば褒めてあげることが大切です。
人は褒められることが好きなので、もっと成長するでしょう。
期待をかける
人は期待をかけられると、期待通りの人間になろうと努力します。
ただ、高すぎる期待は逆効果になってしまうことがあるので、注意しましょう。
激励する
激励は人を成長させます。
なぜなら「自分ならできる」と自信を持たしてくれるからです。
何事も成し遂げるには自信が重要です。
「新しい挑戦をしてる人」、「失敗続きの人」には今できていることに対しての激励をしましょう。
喜んで協力させる
指示や命令ではなく、相手が自発的に協力したいと感じるように導くことを意識しましょう。
もう少し掘り下げると、相手が欲しがっているもの、すなわち「重要感」を与えてみましょう。
重要感を与えられた人は、自分から動くようになります。
【人を変える九原則まとめ】
- 褒めは心の麻酔
- 遠回しに注意する
- 自分のあやまちを話す
- 命令ではなく意見を求める
- 人の尊厳を傷つけない
- わずかなことでもほめる
- 期待をかける
- 激励は自身を与える
- 重要感を与える
『人を動かす』まとめ
今回は「著者カーネギーの『人を動かす』要約・まとめ!」と題してお伝えしてきました。
三十原則全部を覚えるのは大変なので、最初の3つを覚えておけば大丈夫です。
【人を動かす3原則】
- 相手に批判も非難もしてはいけない。苦情も言わない
- 重要感を持たせる
- 人の立場に身を置く
人間関係は人生の成功の鍵を握っています。
【人間関係の30原則】を実践し楽しい人生にしていきましょう。
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