20歳の自分に受けさせたい文章講義の要約・レビュー!自分の気持ちを翻訳しよう!

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』要約・まとめ
自分の気持ちを翻訳しよう

【本書がおすすめな人】

  • 話せるのに書けない
  • 読みづらい文章しか書けない
  • 接続詞の使い方が分からない
  • 100文字以上書けない

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』では学校では教えてくれなかった、文章の書き方の基礎を教えてくれます。

私も以前は、文章を書くことは大の苦手で、400文字以上の文章が書けませんでした。

しかし、この本を読んでから、10000文字以上の文章も書けるようになりました。

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』を読めばできるようになること

  • わかりやすい企画書、報告書が書ける
  • 10000文字以上の文章をかけるようになる
  • 自分の気持ちを言語化できるようになる
  • 意味が伝わる文章が書けるようになる

今回は「20歳の自分に受けさせたい文章講義の要約・レビュー!自分の気持ちを翻訳しよう!」と題してお伝えしていきます。

より詳しく知りたい方は、本書の購入をおすすめします。

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』の概要

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』は古賀史健著の文章の書き方を解説した本です。

書籍名20歳の自分に受けさせたい文章講義
著者古賀史健
初版‎2012/1/26
ジャンルビジネス
単行本ページ数280ページ
audiobook.jp
再生時間
5時間52分
20歳の自分に受けさせたい文章講義

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』は学校では習わない文章の書き方を説明しています。

著者【古賀史健】とは何者か

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』の著者である古賀史健さんは、ベストセラー『嫌われる勇気』も手掛けています。

本をあまり読まない人でも知ってる作品ではないでしょうか。

そして古賀史健さんはライターとしては20年以上活躍されています。

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』ではこれまでの経験で培ってきたライティングのノウハウが、余すことなく詰め込まれています。

『20歳に受けさせたい文章講義』の内容

冒頭でも述べましたが、本書は文章の書き方についての本です。

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』は単に「文章技術」や「How to」が書かれているだけではありません。

文章を書く上での考え方、ビジネス的な視点でも書かれています。

普通に文章がかけるようになりたい人、ビジネスで活用していきたい人など多くの人に刺さる本です。

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』要約

20歳の自分に受けさせたい文章講義の内容

  • 「話せるのに書けない!」のはなぜか?
  • その気持ちを「翻訳」しよう
  • 文章は「リズム」で決まる
  • 構成は「眼」で考える
  • 読者の「椅子」に座る
  • 原稿に「ハサミ」を入れる

「話せるのに書けない!」のはなぜか?

気持ちの翻訳

では早速質問です!

話せるのに書けないのはなぜでしょうか?

それは話し言葉と書き言葉は違うからです。

  • 話し言葉→言葉だけでなく、声、表情、身振り手振り
  • 書き言葉→言葉のみ

話し言葉は、言葉以外の要素も含めて自分の気持ちを表現しています。

書き言葉は、言葉のみで自分の気持ちを表現しています。

文章を書くのが苦手な人は、自分の気持ちを言葉だけで表現することができていないのです。

その気持ちを「翻訳」しよう

気持ちを書く✕  気持ちを翻訳◯

ではどうやって自分の気持ちを文章で表現できるのか?

答えは、自分の気持ちを「書こう」とするのではなく「翻訳しよう」とすることです。

なぜ翻訳なのかというと、自分の気持ちというのは不鮮明な映像、色、気配、予感など、抽象的な「感じ」が頭の中をぐるぐるしているからです。

この「ぐるぐるしている感じ」を会話では、表情によって表現できます。

しかし、文章では言葉のみで表現しなければいけないのです。

よってこの「ぐるぐるしている感じ」を言葉に翻訳したものが文章であると言えます。

文章が書けない原因は2パターンあるとしています。

①文章を書こうとすると、固まってしまう人。

「ぐるぐるしている感じ」を翻訳するという発想が不足している。

②自分の気持ちを上手く文章にすることができない人。

「ぐるぐるしている感じ」を誤訳してしまっている。

文章は「リズム」で決まる

文体はリズム

読みやすい文章やわかり易い文章は、そうでないものと比べて何が違うのでしょうか?

それは「リズム」です。

では「リズム」とは何でしょうか?

「リズム」とは論理展開視覚的な要素です。

論理展開

例えば、「若者が都会にいってしまうため地方では高齢化が進んでいる。日本の平均収入は上がらない。若者は将来についてもっと考えるべきだ。」

この文章は論理がつながっていないので、読みづらいですよね。

この論理破綻を見つけるために接続詞を使いましょう。

接続詞をいれることで、論理展開できているか確認することができます。

視覚的なリズム

文章は目で読みます。なので、パット見て読みやすそうだなと思わせることが大切です。

視覚的なリズムを生むために以下のことに注意しましょう。

【視覚的リズム】

  • 句読点の位置
  • 改行のタイミング
  • 漢字と平仮名の割合

【句読点】

句読点は1行に1つは入れましょう。

句読点をいれることで、文章中にスペースができて抵抗感が減ります。

また、句読点の位置によって、文章の意味が変わってしまうこともあります。なので、読み返したり、音読したりして確認することが重要です。

【改行】

5行ごとに改行しましょう。

改行するとスペースができるので、圧迫感が減り抵抗感がなくなります。

【漢字とひらがなの割合】

漢字が多すぎると、文章が真っ黒になり圧迫感がすごくて読みにくさに繋がります。

ぎゃくに、ひらがなだけでも、いみがつたわりずらくよみにくいとおもおいます。

なので、漢字とひらがなの割合を意識することは重要です。

【ポイント】

  • 文章の読みやすさは「リズム」で決まる
  • 「リズム」とは論理展開と視覚的要素である
  • 論理が破綻していないか確認するために、接続詞を入れて確認
  • 【句読点】【改行】、【漢字とひらがなの割合】を意識する

他の内容

【説明しきれなかった内容】

  • 美文より正文を目指そう
  • 聴覚的リズム

など…

構成は「眼」で考える

  • 文章を書くうえでのルール
  • 文章の構成

文章を書くうえでのルール

文章には主張を必ず入れましょう。

そして主張を裏付ける理由事実も必ず入れましょう。

読者は「この文章で何が言いたいんだろう」と考えながら読んでいます。

そして、その主張に対して疑問を持ちます。

読者の疑問を解決するのが文章の役割なので、主張・理由・事実は重要になります。

文章の構成

構成は「序論・本論・結論」でできています。

でも、こんなこと聞いたことあるけど「何を書けばいいんだ!」って話ですよね。

本書では、文章の構成を、映画やドラマのカメラワークに例えて説明しています。

序論(導入):客観のカメラ

本論(本編):主観のカメラ

結論(結末):客観のカメラ

導入では、遠くからカメラで映し、季節、場所などを伝えていきます。

本編では、カメラを主人公にフォーカスし、細部をみていきます。

結末では、またカメラは離れていき、遠くから主人公やその周りの状況を映していきます。

まとめると、「序論では客観的な視点で状況説明」、「本論では主観的な自分の意見」、「結論では再び客観的な視点でまとめ」となります。

加えて、序論にはもう一つ役割があります。それは読者に興味をもってもらうことです。

興味を引くテクニックは3つあります。

  • インパクト優先型
  • 寸止め型
  • Q&A型

【ポイント】

  • 主張・理由・事実を入れる
  • 序論:客観的な状況説明・序論で読者の興味を引く
  • 本論:主観的な自分の意見
  • 結論:客観的な視点でまとめる

他の内容

【説明しきれなかった内容】

  • 導入は映画の予告編
  • 論理的な文章の3層構造

など..

読者の「椅子」に座る

読者の椅子に座る

この章で重要な考え方は、読者は「素人」だと認識することです。

これを頭に入れて読み進めてください。

10年前の「椅子」に座る

文章は自分の経験に基づいて書きます。

10年前の自分とは、素人の頃の自分ということです。

素人の頃の自分の椅子に座ることで、読者が何を知りたがっているのか分かるようになります。

特定のあの人の「椅子」に座る

大衆に向けて文章を書くよりも、少数の人に向けて文章を書いたほうが、多くの人に刺さる文章が書けます。

なぜなら、大衆に書くと薄っぺらいことしか書けないからです。

特定の誰かに向けて書くことで、深堀りした内容が濃い文章を書けます。

【ポイント】

  • 何も知らなかった頃の自分を想像する
  • 少数の人に向けて文章を書く

他の内容

【説明しきれなかった内容】

  • 「わかるヤツにわかればいい」のウソ
  • 説得せずに納得させる
  • 小さなウソはつかない

原稿に「ハサミ」を入れる

原稿にハサミを入れる

この章は「文章の編集」についての話です。

編集は書く前と書き終わった後に行います。

書く前の編集

書く前の編集とは「なにを書くかではなく、なにを書かないか」を思案することです。

文章の目的は人に伝えることです。

しかし、文章にあれもこれもといろいろなことを詰め込みすぎたら、情報が多すぎて読者に何も伝わらなくなってしまいます。

一番伝えたい事はなにかを考えましょう。

文章を書く前の編集は、「引き算」の考え方が重要です。

書いた後の編集

書いた後の編集は、それぞれの文を短くできないか見直していきましょう。

【文章を短くするメリット】

  1. 冗長さを避けて、リズムよくする。
  2. 意味を通りやすくする
  3. 読者の不安をやわらげる

【冗長さを避けて、リズムよくする】

一文が長すぎると、わかりにくいですよね。

句読点が3つ以上あるときは、文章を短く知り分けましょう。

そうすることで、リズムが良くなり意味も伝わりやすくなります。

【意味を通りやすくする】

あなたの書く文章は、接続詞に「が」をたくさん使ってないでしょうか?

例えば「早起きしたが、間に合わなかった」

この文章の「が」はこのように直すことができます。

「早起きしたのに、間に合わなかった」

文章に「が」がたくさんでてきてたら、他の接続詞に直せないか確認してみてください。

【読者の不安を和らげる】

日本語は文章の最後に結論がきます。

よって、長すぎる文章は、結論がなかなかわからないため、読者は集中して読めなくなってしまいます。

そのため、一文を短くすることを意識しましょう。

【ポイント】

  • 書く前の編集は「引き算」で行う
  • 書いた後の編集は、文章の長さや接続詞を見直す

他の内容

【説明しきれなかった内容】

  • 最大の禁句は「もったいない」
  • 論理性をチェックする方法
  • 細部がどれだけ描写できているか

など..

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』おすすめな人

【20歳の自分に受けさせたい文章講義がおすすめな人】

  • 文章書くことに苦手意識がある
  • 自分の考えを言語化することが苦手
  • 論理性のある文章が書けない
  • 文章の書き方を学んだことがない

私も以前までは自分の考えを言語化できない、論理的な文章も書けないという悩みがありました。

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』を読み悩みが解決され、文章を書くことが楽しくなりました。

より詳しく知りたい方は、本書の購入をおすすめします。

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』はAudibleで!

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』はAudibleで聴き放題です。

記憶というのは、何回も繰り返し触れることで定着していきます。

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合わせて読みたい文章術の本選!

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どちらの本も、Audibleで聴き放題です。

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』まとめ

今回は「20歳の自分に受けさせたい文章講義の要約・レビュー!自分の気持ちを翻訳しよう!」と題してお伝えしてきました。

これからの時代、メールの文書、SNSの投稿、企画書、報告書など文章をたくさん作る時代になります。

よって、ライティングスキルは重要なスキルになります。

また人間は言語化することで思考するので、文章をかけることは思考力の向上にも繋がります。

より詳しく知りたい方は、本書の購入をおすすめします。

Audibleに関する質問

Q
amazonプライム会員のサービスにAudibleは入っていますか?
A

入っていません。なので、Audibleは別で申し込む必要があります。

ただ、amazonプライム会員になっておくと3ヶ月無料でAudibleが使えるかもしれません。

以下の記事にamazonプライム会員とAudibleの関係について詳しく書いています。

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