『もしアドラーが上司だったら』の要約・まとめ!ブタもおだてりゃ木に登る

もしアドラーが上司だったら
もしアドラーが上司だったら

本書がおすすめな人

  • 仕事ができるようになりたい
  • 営業成績を上げたい
  • 自分に自信がない
  • 人間関係が苦手な
  • アドラー心理学を実践の場で使えない

本記事では『もしアドラーが上司だったら』を読んだことない方、読んだけど理解できない部分があった方のためにの要約をしています。

『もしアドラーが上司だったら』はアドラー心理学をストーリー仕立てで解説している本です。

アドラー心理学を知らない方でも、『もしアドラーが上司だったら』を読めば理解できるでしょう。

またアドラー心理学の実践的な使い方についても学べます。

今回は「『もしアドラーが上司だったら』の要約・まとめ」と題してお伝えしていきます。

『もしアドラーが上司だったら』の概要

『もしアドラーが上司だったら』はアドラー心理学を、ストーリー仕立てにした本です。

書名もしアドラーが上司だったら
著者小倉 広
ジャンル心理学
ページ数272ページ
Audible
再生時間
5時間7分
もしアドラーが上司だったら

主人公のリョウくんが課題に直面するたびに、上司ドラさんにアドラー心理学を教え込まれます。

リョウくんとドラさんのやり取りを通じて、アドラー心理学を実践の場で使う方法が分かります。

『もしアドラーが上司だったら』の要約

ここから『もしアドラーが上司だったら』の要約をしていきます。

自分を追い込んでも、やる気が続かないんです

できているところに注目する。

できていないところに注目しない。

人は成功体験を通じて、ポジティブな感情になった時に成長します。

この成功体験というのは、当たり前に行っていることも含まれます。

例えば、朝起きたら歯を磨く、時間内に出勤する、あいさつをする。

ほとんどの人はこのような行動を含め、95%の行動はできています。

しかし、新しく任された仕事、毎日すると決めたランニングなど、自分にとっては難易度の高い行動の失敗ばかりに目が行ってしまいがちです。

5%のできていない行動ではなく、95%のできている行動に注目しましょう。

何度もいいますが、ポジティブな感情の時に人は成長します。

失敗から目をそらすなんて、できません

多面的に意味づけてみる。

ポジティブな面に注目する。

人はポジティブな感情のときに困難を克服できます。

では、「多面的に意味づけてみる」はどのような意味でしょうか?

例えば仕事で重大なミスをし、会社の売上を落としてしまったとします。

一面的に見れば、仕事でミスをしたという解釈になります。

しかし別の角度から見れば、仕事で失敗した経験ができたと解釈できます。

「ミスをした」という面から見ればネガティブだが、「経験できた」という面から見ればポジティブな解釈ができます。

ネガティブな面は受け入れるが注目することはやめましょう。

代わりにポジティブな面に注目しましょう。

そうすることで、ポジティブな感情が湧き上がって来るでしょう。

カラ元気を出すのに疲れちゃいました

無理やりポジティブに考えない。

ネガティブな自分もただ見る。

先程からポジティブな面に注目しなさいと伝えてきましたが、「ネガティブな面を見てはいけない」というわけではありません。

ネガティブな面を見ることも大切です。

逆に、ネガティブな感情をなかったことにするのはやめましょう。

ですので、「最悪だ」「めんどくさい」などネガティブな感情を抱いてもいいのです。

重要なのは、ネガティブな自分を受け入れ、その後ポジティブな面に注目し次に進むことです。

ネガティブな感情になったとしても「まぁいっか、そういうときもあるよね」と、ネガティブな自分を受け入れましょう。

やらなくちゃならない仕事が山積み

やりたくないなら辞める。

やりたいならやる。

やらされていると嘘をつかない。

人生は全て自分の意思決定で出来ています。

もしかしたら、「会社では仕事を選べない」「親にいけと言われた大学に行った」など、自分の意思決定が全てではないよと考える人もいるでしょう。

しかし、その会社を選んだのは自分、親の言うことを聞く選択したのも自分です。

やりたくない仕事をやらないという選択肢、転職か起業という選択肢もあります。

親の言うことを聞きたくないなら、自分で稼いでやりたいことをやればいいのです。

人生には「やらない」という選択肢があると自覚することが重要です。

人生は自分の選択で作られています。

成績の悪いボクは劣っている。負けている

機能価値と存在価値をごちゃ混ぜにしない。

ありのままの自分を認める。

機能価値とは仕事ができる、勉強ができるなど。

存在価値とは人間としての価値です。

人間は機能価値には差があります。

しかし、存在価値は平等です。

仕事の成績がわるくても存在価値は下がりません。

例えば、自分の親や友達は無条件に自分を愛してくれますよね?

存在価値を認識できている人は土台が安定しているので、機能価値が下がったとしても動じません。

また、存在価値を認識できるとメンタルが安定するため、仕事ができるようになります。

ですので、機能価値と存在価値は分けて考えることが重要です。

自分を追い込んで、やっとできるようになったんです

不完全な自分をそのまま抱きしめて、自己受容する。

自分が成長した時、褒めてくれる人がいたり、小さな成功体験があったりしましたよね?

多くの人は、自分を追い込みむちを打ってネガティブな感情で成長したと勘違いしています。

正しい認識は、「自分の存在価値を認識し少しずつ成功体験を積み重ね、ポジティブな感情の時に成長する」です。

また、自己肯定ではなく、自己受容を大切にしましょう。

自己肯定は、機能価値が上がることで大きくなる条件付きの考え方です。

自己受容は、成功した自分も失敗した自分も、ありのままに受け入れるという考え方です。

成功も失敗もすべてをありのままに受け入れることが、自分の感情を安定させ自己成長につながるでしょう。

自分を勇気づける、次のステップとは何だろう?

毎日誰かを喜ばせる

ここまでのステップで自分のことをコントロールできるようになったら、次は自分ではなく、他人に目を向けましょう。。

人は他人を勇気づけると、自分も勇気づけられます。

逆もあります。

自分の勇気は伝染させることができるのです。

よって他人を勇気づけられる人間は、社会に大きな利益をもたらします。

誰かを喜ばせようとしても、無視されたりバカにされるんです

相手からの見返りを求めずに、まずは自分から始める。

誰かを喜ばせようとして行動したら、バカにされたり、点数稼ぎだと言われた経験はないですか?

もし人のためにした行動でバカにされたら、課題の分離という考え方を思い出してください。

課題の分離とは自分の課題と他人の課題を分けて考えることです。

例えば、会社の事務所のゴミ箱が満杯に溜まっていることに、あなたが気づいたとします。

そのゴミ箱を見て、ゴミを捨てに行くかどうか判断するのは、あなたの課題です。

ゴミを捨ててくれたことを評価するのは、他人の課題です。

課題の分離ができない人は、他人の課題を背負うから苦しくなります。

状況に応じて自分の課題と他人の課題を分けて考えられると、他人の評価に恐怖を感じにくくなります。

自分の意見だけでなく、存在まで否定された

自分と異なる意見を攻撃とみなさない

相手と異なる意見を言うのを恐れない。

自分と異なる意見を言われた時、すぐに反論した経験はないですか?

また、自分が周りと違う意見を言うことが怖くて、発言しなかった経験はないですか?

もし上記のような状況になったら次のようにすることがおすすめです。

自分と異なる意見を言われた時、まずは共感しましょう(同意する必要はない)。

そして反論ではなく、提案するように自分の意見をいいましょう。

「共感→提案」の順番で自分の意見をいうと、話を聞いてくれるようになります。

間違っても論破してはいけません。

目の前の人のため、が共同体感覚なんですか?

目先の共同体よりも、もっと大きな共同体を大切にする。

より大きな共同体を大切にすると、よりよい生活を送れるようになるでしょう。

なぜなら、より大きな共同体が充実することで、それよりも小さな共同体が潤っていくのです。

例えば、自分が転職することで、会社に迷惑かけてしまうかもしれないと悩んでいるといます。

しかし転職先の会社のほうが自分の力を発揮でき、より社会に貢献できるならば、転職したほうがいいです。

理由は会社という共同体より、社会という共同体の方が大きいからです。

あなたを信じていたのに

会社のルールは信用で動くが淡々とこなす。

しかし対人関係は裏切られても信頼する。

会社はエビデンスや実績の信用で動かなければ潰れてしまいます。

よって会社が人を評価する基準は機能価値です。

対人関係は無条件で信頼することで成り立ちます。

よって対人関係は存在価値が基準です。

この信用と信頼をごちゃ混ぜにしていると、会社は潰れてしまいますし対人関係もうまくいかないでしょう。

課長なのに、頑張らなくていいの?

相手を信じ、自分を信じて、頼る、甘える、任せる

人の上に立つ人間は、人に勇気を与えなければいけません。

なぜなら、勇気を与えると人は成長するからです。

そのための取り組みとして、部下に仕事を任せ感謝の気持を伝えましょう。

他者信頼、自己信頼をすることが重要です。

『もしアドラーが上司だったら』の感想

『もしアドラーが上司だったら』は実践の場で使えるように、アドラー心理学を噛み砕いて解説した本です。

アドラー心理学はありのままの自分を受け入れることが、考え方の根底にあります。

人はよく「自身を持て」とは「堂々としろ」と言われると思います。

『もしアドラーが上司だったら』を読み、この上記2つの言葉の意味を真に理解できました。

『もしアドラーが上司だったら』を何度も読み返し、アドラー心理学を生活の中に取り入れたら、人生をもっと豊かにできると感じました。

『もしアドラーが上司だったら』はAudibleなら無料です

『もしアドラーが上司だったら』はAudibleの無料体験を利用すれば0円で読むことができます。

30日間無料で使えます。

無料体験期間内に解約すれば0円です。

現在プライム会員限定でAudible3ヶ月無料体験、開催中!

『もしアドラーが上司だったら』と合わせて読みたい

現在プライム会員限定でAudible3ヶ月無料体験、開催中!

現在プライム会員限定でAudible3ヶ月無料体験、開催中!

『もしアドラーが上司だったら』の要約まとめ

今回は『もしアドラーが上司だったら』の要約をしてきました。

『もしアドラーが上司だったら』を読めば、アドラー心理学が身につき、人生が豊かになります。

仕事ができるようになりたい方、人間関係が苦手な方にはぜひ読んでほしいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました